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德水商事株式会社は、明治25年創業以来、活魚、鮮魚、冷凍魚の販売及び水産物加工を幅広く手がけてきました。
そして従来の中卸機能を拡大させ、本社ビルの活魚ストック水槽を利用した活魚の安定供給を実現させています。
先代社長の発案で昭和46年に200tonの規模で建設されたストック水槽は、同57年には300tonに改修。
さらに平成10年には全国で初めてという、熱源に水蓄熱を利用したシステムに改修されました。
大小とり混ぜ30以上ある水槽には明石海峡の海水が引かれ、入れられる活魚の種類などに合わせ温度や酸素濃度などが、24時間コントロールされています。 |
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德水商事株式会社に導入された設備は、夜間の電力で蓄熱槽に熱を貯めその熱で水槽の温度管理を行うもので、
蓄熱槽の水は、夏場は約10℃に、冬場は約23℃に保たれています。
また活魚水槽の水温は、入れられる魚の種類や状態などの条件によっても違いますが、夏場には18～20℃を、冬場には13～15℃をキープ。
循環する間に汚れた海水は廃棄され不足分が補給されます。この水温コントロールには蓄熱槽のエネルギーを使い、熱の不足分はチラーの追いかけ運転でカバーしています。
またこのシステムは、水槽の水温を設定しスイッチの入り・切りを行うだけのノータッチ運転。
メンテナンスも不要の手軽さです。そのため余分な人件費も不要となり、産業用蓄熱調整契約運用によるエネルギーコストの低減と合わせ、
大幅な合理化を実現しています。 |
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